海外FXの確定申告には年間取引報告書が必要

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年間取引報告書とは?

FX取引で利益が出た場合、確定申告し税金を納める必要があります。

1年間の損益をまとめた書類

年間取引報告書とは、取引に使っている業者でその年いくら損益が出たのかをまとめた書類です。
年間取引報告書は取引業者ごとに発行されますので、複数業者で取引している場合はその全てを提出し年間損益を計算する必要があります。

海外FXならMT4の機能で簡単に作成できる

海外FX業者はほとんどがMT4対応

海外FXの場合、ほとんどの業者がMT4を取引ツールとして採用しています。
MT4では簡単に年間取引報告書を取得することが出来ます。

・MT4にログインする
まずはMT4にログインします。

・ターミナルの口座履歴タブを選択
次にターミナルの口座履歴タブをクリックして下さい。

・右クリックメニューから期間のカスタム設定を選択
次にターミナル上で右クリックし、期間のカスタム設定をクリックして下さい。

・該当年の1月1日から12月31日に設定
本年度を例に挙げて説明すると、開始日を2016年1月1日~2016年12月31日に変更しOKを押します。
これで2016年の取引履歴がターミナルに表示されました。

・右クリックメニューのレポートの保存を選択
次にターミナル上で右クリックしレポートの保存をクリックして下さい。
保存されたレポートを印刷し確定申告時に提出して下さい。

円建て口座ではない場合は面倒

海外FX業者で取引している場合、口座通貨に円建て口座がない場合があります。
口座通貨がドル建て口座だった場合、確定申告時に少し面倒になってしまいます。

損益発生ごとに円換算が必要

ドル建て口座で取引していた場合、取引時のレートで円換算して申告する必要があります。

スキャルピングトレーダーなどは膨大な数になってしまうため、これを全て手作業で計算するとなると膨大な数になってしまいます。

ネットで検索するとMT4に対応している円換算ツールがありますので、それを使うと自動で計算してくれます。

無料のもあるようですので興味がある人は検索してみて下さい。

また実際、そこまで細かく計算する必要があるかと言うと税務署はそこまで厳しく言いません。

私の周りのトレーダーは毎月の為替の平均レートで計算し申告しているトレーダーが多いです。

海外FX業者から全額お金を出金し、日本国内の銀行にお金が全てある人なんかは着金額ベースで申告しても実務上問題ないように思います。

全てのトレードごとに円換算して計算しても、最終的に日本の銀行に着金される際にMT4にあるドル建て資金は円建てに変わります。

その場合、トレードごとに計算していたレートとズレが生じますのでその分の差益も申告の際に使えます。

ですので、海外FX口座にお金を入れたまま年を跨ぐトレーダーは毎月の為替の平均レートで、概算で申告しておいて、日本の銀行口座に円転した際の差益は円転した年に申告するのが良いのではないでしょうか。

海外FX口座から資金を全て引き上げたトレーダーはMT4の年間レポートと銀行への着金額ベースを元に申告するのがいいかもしれません。

私は税務のプロではないので詳しくは税務署もしくは税理士等に相談して下さい。

既にご存知の人も多いですが、両建て取引を使うことで翌年以降に税金の支払いを持ち越すことが可能です。

例えば、11月くらいからドル円ロング110円、ドル円ショート110円を50枚ずつ(MT4換算だと5lot)建てます。

為替レートはあくまで一例です。

年度末にドル円が115円だった場合、110円ロングは250万円の含み益、110円ショートは250万円の含み損になります。

両建てですので口座資金は変わりません。

ここでは計算をわかりやすくするためにスプレッドは考慮しません。

そして12月の末に含み損のドル円ショートを決済します。

年末年始の取引時間は業者によって異なりますので、よく調べた上で多少余裕を持って決済して下さい。

決済時のドル円のレートは115円とします。 

決済後すぐに決済したのと同じポジションを建てて下さい。

再度両建てを作らないとドル円ロングだけ持った状態になってしまうので注意して下さい。

そうすることで、2016年に250万円の損失が出たことになります。

含み益の110円ロングと、新規で建て直した115円ショートは年を跨いでから決済して下さい。

もし2016年に250万円利益が出ていた場合は、年度末に決済した250万円の損失でその利益分を相殺出来ます。

いずれ払わないといけないお金ですので節税ではありませんが、翌年以降に税金の支払いを持ち越し出来ます。

デメリットはポジションを建てる際のスプレッドと、マイナススワップによる損失が発生します。

またポジションを建てても相場が大きく動かなくて結果的に節税出来ない場合もあります。

実戦する際は証拠金には余裕を持ってポジションを建てて下さい。

拘束証拠金は海外FXのほとんどはMAX方式ですので同一枚数のポジションを両建てしている場合はかかりません。

スプレッド拡大した際に口座資金が飛ばないか、マイナスの利益確定した際に口座資金がマイナスにならないかなどに注意して下さい。

また利益分以上の損失を確定しないように注意して下さい。

2016年に100万円の利益しか出ていないにも関わらず、250万円の損失を確定させるなどです。

メリットとしては、税金の支払いによる運用資金の減少を持ち越すことが出来るのと年明けに利益確定させますので、見た目上は利益が出ている状態でスタート出来ますので精神的にも安心出来ます。

また両建てせずに2016年に税金を払って、2017年に負けてしまう場合もありますので、そのような場合も恩恵を受けられます。

海外FXは累進課税制度ですので、1000万円単位で大きく稼いだ年などはこの方法を試す価値はあるでしょう。

必死にリスクを取って稼いで50%近い税金を払ってから運用資金を大幅に減らした状態で新しい年のトレードをスタートするのは精神的に少し参ってしまいます。

実戦するのに少しコストはかかりますが、運用資金を減らさないで翌年スタート出来ますのでコスト面はそれで補うことが可能です。

実際に試す際は良く調べた上で、自己責任でお願い致します。

最後に海外FXの税制は総合課税(雑所得)に分類されます。

国内FXの申告分離課税(20.315%)と違い累進課税です。

総合課税(雑所得)は最高で税率45%程度課税されます。

総合課税は給与所得等、他の所得と合算で計算しなくてはなりません。

給与所得が500万円、海外FXの利益が500万円だった場合、1000万円の所得があるとして課税されます。

税制の面では海外FXの方が不利ですが、海外FXでは経費が認められています。

海外FXの経費になるものをいくつかご紹介します。

・FX関連の書籍
・VPSサーバー代
・通信費
・携帯料金(スマホから発注する場合など)
・勉強会参加費
・パソコン購入費
・EA(自動売買システム)の購入費やFX系情報商材購入費など
・トレードルームの家賃(自宅兼トレードルームの場合全額は一部のみ)

以上いくつか経費扱い出来るものをご紹介しました。

FX取引で利益を出すために必要だったと認められるものは、ある程度経費扱い出来ます。

詳しくはお近くの税務署か税理士等にご相談下さい。

本日は年間取引報告書についてご説明しました。

海外FX業者での年間取引報告書の取得方法とドル建て口座の場合の確定申告についての理解が少しでも深まれば幸いです。

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