海外FX「XM」と国内FX「DMM」を比較検証

XM DMM

ハイレバレッジやボーナスといった国内のFX業者にはないインセンティブで注目を浴びる海外FX業者の口座ですが、具体的に国内の店頭FX業者と比較しますとどんな違いがあるのかについて今回は徹底比較してみました。

海外FX業者ではXMのスタンダード口座、そして国内では最大級の顧客口座数を誇るDMMの個人口座との詳細比較をしています。

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■レバレッジ

レバレッジは国内店頭FX業者の場合、個人投資家が利用できるのは最大25倍であるためDMMも25倍が最大となります。

一方XMは最大888倍まで利用が可能です。

これは200倍や50倍などに落として利用することもできますからあくまで相場状況に合わせて調整することができる点も大きなメリットになります。

今後国内の個人投資家の利用レバレッジ制限が10倍になることを考えると、もはや比較にならないほどXMにレバレッジ優位性があることがわかります。

■証拠金

レバレッジの違いで証拠金も大きく変化することになります。

まずDMMでは国内でもっとも利用されるドル円の1万通貨取引に必要な証拠金は1ドル113円とした場合45,200円必要になりますが、XMの888倍のレバレッジを利用した場合には1273円ほどで済むことになります。

これはハイレバレッジを利用した場合の大きな違いで、非常に少ない証拠金で大きな取引ができることになるわけです。

したがって利益を出すことさえできれば短期間に投入した原資を大きくすることが可能になるのです。

資金的な有効利用という視点では圧倒的にXMに軍配があがります。

■取引単位

DMMの場合は残念ながら1万通貨からが取引単位となりますが、XMならスタンダード口座でも1000通貨から取引が可能になり機動性を発揮することができます。

もちろん国内の店頭FX業者のほとんどは1000通貨から取引可能ですのでDMMだけはレアケースといえます。

現状での単純比較ではXMのほうが使い勝手は高い状況です。

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■取引可能通貨ペア

DMMで取引可能なのは主要通貨を中心とした20通貨ペアで比較的絞り込まれています。

一方XMでは57通貨ペアと多くなっていますから主要通貨ペアはすべて網羅している状況です。

ただ、クロス円で見た場合トルコリラ円はなくトルコリラドルしか設定されていないなど国内投資家にはなじみのない通貨ペアも用意されていることから多少使い勝手が違うところもでてくることになります。

ちなみに国内の店頭FX業者では内資系ならヒロセ通商が50通貨ペア、外資であれば55通貨ペア、IG証券では100通貨ペア可能ですので業者選定を変えればXMと同様、もしくはそれ以上の取引通貨ペアを利用することが可能になります。

■取引プラットフォーム

国内店頭FX業者は取引プラットフォームを独自開発することで知られていますが、DMMもそのうちの一つでDMMFX PLUSやDMMFX ADVANCXEなどで自在に取引画面をカスタマイジングできるメリットがあります。

またプレミアチャートを使って詳細にチャート設定することが可能で、かなりレベルの高い取引が可能です。

さらに最近利用者が増えているスマートフォンアプリの開発にも熱心で相当使いやすい設定となっています。

一方XMは海外FX業者ではほぼ共通のロシアのソフトウエア開発会社メタトレーダー社によるシェアウエアを利用しており、プラットフォーム開発よりも顧客へのインセンティブのほうに資金をかけていることがわかります。

現在MT4と一部はMT5の利用ができるようになっていますが、このシェアウエアはチャート表示に優れたもので世界的にも評判の高いものですから、国内のFX業者が提供するツールとそん色のない取引が可能です。

カスタマイジングもそれなりに可能となっており、一括売買などもともとMT4にない機能はEA(エキスパートアドバイザー)のアプリケーションを導入することで可能になります。

またモバイル利用も可能でMT4のモバイルバージョンで売買ができるようんなっています。

このMT4並びにMT5は専用のプログラムをインストールすることで自動売買も可能であり、その気になれば簡単に利用を開始できる点も大きなメリットとなっています。

人の好みにもよりますが、取引プラットフォームはDMMもXMもモバイルを含めてほぼ互角の状況といえるでしょう。

MT4であれば確かに自動売買も可能ですが、専用のVPNなど24時間ノンストップで動くサーバーを借りて自己管理する必要がありますので、本当に自動売買が必要なのかどうかをよく考えて導入する必要があります。

■スプレッド

国内FX業者では主要通貨ペアに対して熾烈な最狭設定競争となっているのがスプレッドです。

DMMでもドル円は0.3銭、ユーロ円が0.5銭、ユーロドルが0.4PIPSと驚くほどの狭いスプレッド設定になっていることからスキャルピングにしてもデイトレにしても少し動けばあっという間に利益を確保できるという、かなり取引しやすい内容が魅力です。

それに対しXMではドル円の最小スプレッドが1銭ほどで平均しますと1.8銭となっていますからお世辞にも狭いスプレッドとは言えない状況です。

ユーロドルは平均1.9PIPS、ユーロ円は2.7銭、ポンド円は5.4銭、豪ドル円は4.8銭ですから正直なところドル円、ユーロドル以外は平均スプレッドで見ますと相当取引条件は厳しいといわざるを得ません。

■スリップ、約定力

スプレッドがいくら狭くても実際の売買でスリップしてしまったり約定しないということが起きてはなんの意味もありません。

そうしたスリッページや約定力の点から国内と海外の業者を比較してみることも重要です。

DMMは世界的に見ても最大級の顧客を抱える業者であることからシステムは最強レベルであり、約定力も高く、特別な状況でないかぎりスリップも少ない優良業者といえます。

一方XMは遠隔地にサーバーがある割には約定力や極めて高く、ほとんどスリップも起こらない優良企業です。

ただ、たまに接続が切れることもあり、国内にサーバーをもつ業者に比べれば若干のリスクがある存在とはいえますが、長年使っても重大な事故は発生しておらず、比較的安心できる口座といえます。

■ボーナスプログラム

国内のFX業者では景表法の問題からまったく太刀打できないのが海外FX業者によるボーナスプログラムの存在です。

DMMでも口座開設で4000円程度のキャッシュバックキャンペーンは実施していますが、証拠金を投入するたびに20%や100%といったボーナスを支給することはできず、海外FX業者の独壇場の世界となっています。

XMのボーナスプログラムは海外FX業者の中でもトップクラスであり、口座開設時にクレジットとして3000円分が支給される上、入金時には入金額の20%がボーナスとして得られ、時期によっては100%支給されるケースもあります。

またトレード毎にXMポイントと呼ばれるポイントが支給され、こちらもクレジットとして証拠金に組み入れることが可能となることから入金額以上の取引が可能となるのは大きな魅力といえます。

ボーナス部分はあくまでクレジットという形ですから支給後すぐに現金として引き出すことはできませんが、証拠金にプラスして売買することができるため、ハイレバレッジの環境下ではかなり大きな機動力を発揮してくれることになり、自ら投入した資金以上の取引を実現できるのは国内業者にはないメリットといえます。

■スワップポイント

スワップポイントはひと昔前までは重要なFXの収益源として機能してきましたが、足元の相場環境ではどこの主要通貨も政策金利が低いことから大きな収益を得られず、あまり魅力のないものとなっています。

DMMは国内業者の中では比較的スワップがよくつく方に含まれますが、その中でもかなりわかりやすいのは売っても買っても同様の金額が設定されることでドル円ならば1万通貨買えば1日35円のポイントが付き、売ればマイナス35円となる点が非常に明快です。

多くの国内店頭FX業者は金利であるにも関わらず売りのスワップが非常にマイナスの大きなものになっているのが常ですがDMMは透明性の高い設定になっている点が非常に好感のもてる内容といえます。

一方XMでいいますとドル円を買えば1万通貨で11円程度のスワップがつき、売れば逆に77円ほどのスワップが引かれるというアンバランスな設定がされています。

XMの場合はどの通貨ペアでもだいたいこの調子でスワップで大きな利益が得られるのはトルコリラや南アランドなどかなり特別なマイナー通貨のみが原則でそれ以外の通貨についてはものによっては買っても売ってもマイナスのスワップになるといったことが置きますので注意が必要です。

もともとハイレバレッジという性格上長くポジションを保持するのには向かない取引形態であり、利益がでればどんどんリカクしていくような取引手法に向く口座であることが理解できます。

スワップだけでいいますと国内業者のほうに断然軍配があがります。

■ニュースなどの情報配信

国内FX業者はニュース配信などでも海外業者以上のサービスを提供するようになっていますが、DMMについてはほぼ一般的な存在で国内FXニュースのGI24だけが受け取り可能です。

ただ、国内業者にはロイターやダウジョーンズのニュース情報を受け取れるところもありますので、無償で見れるなら口座だけ開設してみるのも一つの方法といえます。

海外業者はこうした領域にはほとんどサービスがなく、XMでもYouTubeなどでの動画配信はありますが、リアルタイムのニュース配信に関してはほとんど期待できるものはない状況です。

残念ながら日本の業者的なニュース情報サービスを海外のFX業者に求めるのは難しいようです。

ニュース配信に注力するならやはり国内業者を利用するべきです。

■入出金

海外FX業者にとってもっとも鬼門となるのが入出金の問題です。

国内ならばリアルタイム入金ができるようになっていますから、DMMでも入金してすぐに取引可能になりますし、夜間でも証拠金不足を即座に解消可能です。

XMの場合もクレジットカード、デビットカードを利用すればリアルタイムで入金ができますので、入金というプロセスに関してはほぼ互角の対応といえます。

問題は出金で、国内の業者であれば出金依頼すれば長くても翌日には指定口座にコストをかけずに出金できますので証拠金管理は自在に調整可能となります。

DMMも当然そうした対応が可能です。

しかしXMは海外の業者ですから資金を銀行口座に戻してもらうというのは海外送金にあたることから簡単には進みません。

まずクレジットカートで入金した分はその金額分までクレジッドカード経由で返金され、それを超える部分が銀行間での海外送金になります。

マネーロンダリングの国際協約上入金のルートと異なる形でお金が回遊することが禁じられている点は十分い理解が必要になります。

クレジッドカード経由の出金でも手元に戻るのにはほぼ4営業日かかりますし、銀行間の送金の場合送金元の手数料はXMが負担してくれますが受け取り銀行のほうの手数料は個人負担となることからできるだけ安い手数料の銀行を使っても一回に2000円から3000円の手数料負担を強いられることになります。

最近XMはMybitwalletというサービスを出金に使えるようにしており、この仕組みを使いますと824円ほどのコストで自ら口座に資金を戻せるようになりましたのでだいぶコストセーブできるようになってはいますが、相変わらず出金については国内業者を利用するよりも非常にお金のかかる問題になっていることは確かです。

入出金での煩雑さを嫌うということになればやはり国内業者利用に軍配があがります。

■ロスカット

国内の店頭FX業者は金融庁からのお達しで強制ロスカットとそれを予告するマージンコールが設定されるようになっています。

マージンコールと強制ロスカットの設定レベルは各社まちまちですが、一応証拠金以上の損失が出ないレベルの設定が求められています。

DMMの場合マージンコールは証拠金維持率が100%を切った段階で発せられ50%を切ると強制ロスカットになります。

多くの個人投資家はこの強制ロスカットの仕組みがあれば投入した証拠金以上の損失を被ることはないと思われていますが、実はFX業者との相対契約の約款上はそれ以上の損失がでることがあり、しかもそれは利用者が負担する旨の規約が掲載されています。

たとえば相場がいきなり暴落した場合にはFX業者のカバー先のインターバンクなどがプライスを出さなくなるためスプレッドが異常に開いてしまったり、値飛びという価格を飛び越えて下落する現象が示現することになり、証拠金をはるかに超える損失がでることがあるのです。

実際直近の相場でも2015年1月のスイス中銀による介入中止宣言に伴う大幅な下落時にこうした証拠金を超える損失がでていますし、それ以外でもポンドの大幅下落などで同様の損失が実際に発生し個人投資家が支払いを求められています。

ところが海外のFX業者はゼロカットシステムという仕組みを導入しており契約当初から投入した資金以上の損失がでても利用者は負担しない仕組みを導入しています。

XMもその業者のひとつであり、ハイレバレッジは極めて危険ではありますが、投入した資金以上損失がでても免責になるという点では国内業者よりもはるかにリスクが少ない取引ができるようなっているのです。

実はハイレバレッジやボーナスのプログラム以上に隠れたインセンティブとなっているのがこのゼロカットシステムなのです。

本質的なリスク管理からいえばこの仕組みを導入している海外業者のほうが断然安心です。

■信託保全などの信頼性

FX取引を行う上でもっとも心配なのが業者の信頼性の問題です。

国内では金融庁の管轄下で店頭FX業者はまず顧客から預かった資金を信託保全という形で別管理し、万が一の破綻の場合にも勝手に業者が顧客の資金を事業資金として使い込まないような仕組みがとられています。

また自己資本規制比率は金融商品取引業者の財務の健全性を表す指標で、120%以上に保つことが法律で義務づけられています。

DMMは国内でも最大手の業者となっていることから資本金は96億、自己資本規制比率は341.9%であり、かなり安心な業者のうちの一つといえます。

XMはもともとキプロスの業者であることからユーロ圏、とくに英国の金融当局の基準をクリアしており自己資本規制比率などは公表されていませんが、すくなくとも2万ユーロまでは個人の資金が信託保全される仕組みを適用していますので日本円にして250万円見当までは証拠金として投入しても戻ってくる可能性が高くなります。

ただ、それ以上の金額の投入に関してはあくまで自己責任ということになることはあらかじめ認識しておきたいところです。

まとめ

もともと国内店頭FX業者は国内の業者間の競争で培われたノウハウや機能をカッティングエッジにして成長してきていますので、国内の金融庁の規制や法的な枠組みの外でビジネスを行ってきている海外FX業者とはかなり異なる存在といえます。

それだけに両者を比較してみますと国内業者に一日の長がある部分もみられますし、逆に海外のFX業者に国内では提供できないサービス機能があることもご理解いただけることと思います。

幸いなことに国内業者は口座開設をしても維持管理手数料などを一切取りませんので、二者択一で考えるのではなく、できることならば国内と海外の業者のいいところを両方活かして平行した取引を実現されることが望ましい利用方法といえそうです。

実際に海外FX業者を有効利用できる日本人トレーダーは並行利用で双方のメリットを享受している方が多くなっています。

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